むちうちを早く治すためのポイント

文責:院長 柔道整復師 河合 隆智

最終更新日:2021年12月07日

1 むちうちには急性期と慢性期があります

 むちうちには急性期と慢性期があり、事故に遭ってからしばらくの間である急性期には、非常に強い痛みが出ることが多いです。

 時間が経つにつれて基本的には痛みは落ち着いていき、慢性期に入ります。

 ただし、そのまま痛みが消えるというわけではなく、「急性期ほどではないものの痛い」という状態が長く続き、痛みや違和感、痺れなどの不調が残ったままになってしまうことも少なくありませんので、注意が必要です。

2 急性期は安静と早めの相談がポイント

 むちうちの急性期には、損傷した筋肉が炎症を起こすなどして、強い痛みが出ています。

 動かすことによって筋肉の損傷がひどくなったり、衝撃で硬直した筋肉に新たな傷ができたりして、痛みが強くなるおそれがありますので、安静を心掛けてください。

 むちうちは、時間の経過だけでは痛みが引くまでに時間がかかることが多く、また、この時期に適切な処置ができるかどうかで今後の回復の仕方が変わる可能性もあります。

 そのため、できるだけ早く、むちうちを得意とする接骨院にご相談ください。

3 当院での急性期の治療

 当院では、痛みを抑えることに特化した治療方法として、微弱電流を用いています。

 これにより、急性期の部位に無理な力を加えることなく、早期の除痛を図ることができます。

 痛みを早く落ち着かせることができれば、筋肉等に対する治療も早くから行うことができます。

 当院では、痛みが落ち着いたところで、筋肉の回復やコリの解消を促すための手技を行っていきます。

 なお、厳密には接骨院での治療は施術といいますが、一般的には接骨院が行うものについても治療といわれることが多いので治療と記載します。

4 自己流のマッサージは危険な場合も

 慢性期に入り痛みが落ち着いてきた方の中には、「マッサージをすればもっと楽になるのではないだろうか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 適切なマッサージをすれば楽になる可能性がありますが、お身体の状態がわからない中自己流で行うマッサージは危険です。

 傷ついた筋肉を押して悪化させてしまい、痛みが出てくるということもありえますので、ご注意ください。

5 当院での慢性期の治療

 当院では、筋肉の回復やコリの解消を促す手技のほか、全身調整も行います。

 自動車事故では全身に衝撃を受けるため、お身体に歪みやバランスの崩れが出ていることも多くあります。

 首周りへの手技によってむちうちの痛みや不調を解消したものの、歪みやバランスの崩れが残っていたことが原因で再発してしまったというケースも少なくはありません。

 根本的に回復していただくことができるように、当院では全身の状態を確認したうえで治療をさせていただきます。

PageTop